「HSPってなに?」
「HSPって病気なの?」
「もしかしたら私もHSP?」
今回はそんな疑問を解消するために、簡単にHSPについてお話していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
HSPってなに?
HSP(エイチ・エス・ピー)とは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略語です。
意味は、「繊細、敏感、感受性が豊か」な気質を持った人のこと。
ちなみに病気ではなく、性格のように生まれつき持っているものです。
HSPの4つの定義
HSPの定義を4つ紹介します。
- 深く処理する
- 刺激を受けやすい
- 感受性が豊かで、共感力が高い
- 感覚がするどい
1つずつ詳しく説明していきます。
深く処理する
- 深い質問をする。
- 物事についてあれこれ考えてしまい、行動できない
- 大したことないように見えることでも、深く掘り下げる。
刺激を受けやすい
- 五感が鋭く、大きな音や匂い、強い光などが苦手。
- 人混みで疲れやすい
- 人の言葉で傷つきやすい
感受性が豊かで、共感力が高い
- 怒られている人がいると、自分のことように感じてしまう
- ドラマや映画などに感情移入しやすい
- 暴力シーンが苦手
感覚がするどい
- 他人の視線、声のトーンや表情の変化などによく気づく
- 他人の考えがなんとなくわかる
- 小さな音、においなどに敏感
私ってHSP?
HSPか診断するために、アーロン博士が提唱したチェックリストがあるので、「はい」「いいえ」でお答えください。
23個の質問のうち「はい」の数が12個以上なら、おそらくHSPだと言われています。
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- 他人の気分に左右される 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(仰天する)
- 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節する、席を替えるなど)
- 一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
- 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた
いかがだったでしょうか?
「はい」の数が多いほどHSPの気質が強いと言われています。
しかし「はい」が1、2個しかない場合も、その度合いがとても強い場合はHSPの気質があるとされます。